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家族の送り迎えで車いすのまま乗れる車を探していて、フリードのスロープが気になっている。そんな方も多いですよね。
結論から言うと、現行フリードの福祉車両は3種類で、どれもCROSSTARがベースのFFです。価格は308万2,000円から344万5,000円(消費税非課税)で、スロープはe:HEVとガソリンで室内の高さが85mm違います。
種類ごとの価格と中の広さを並べたので、どれが自分の使い方に合うかを数字で比べてみてください。
フリードの福祉車両は何種類ある?
ホンダ フリードの現行型(3代目・2024年6月発売)には、福祉車両が3種類あります。すべてCROSSTARをもとにした車で、駆動はFFだけです。
| 種類 | パワートレイン | 定員 | 価格(非課税) |
|---|---|---|---|
| e:HEV CROSSTAR スロープ | e:HEV | 5人(車いす乗車時6人) | 3,445,000円 |
| CROSSTAR スロープ | ガソリン | 5人(車いす乗車時6人) | 3,082,000円 |
| CROSSTAR リフトアップシート(助手席) | ガソリン | 6人 | 3,100,000円 |
価格は2025年改良後のメーカー希望小売価格で、消費税は非課税です。リサイクル料金や登録の費用は別にかかります。
車いすのまま乗るならスロープ、座席に移って乗るなら助手席リフトアップシートです。スロープはe:HEVとガソリンから選べますが、リフトアップシートはガソリンだけです。
スロープは、後ろのドアからスロープを出して、車いすのまま室内に入る車です。リフトアップシートは、助手席が回転して外に出てきて、そこに座ってから車内に戻る車です。
『どっちがいいのか、正直よく分からない』。そう思うのは自然です。
まずは、乗る方が車いすのまま移動するか、座席に移れるかで分けて考えてみましょう。

スロープはe:HEVとガソリンのどちらを選ぶ?
スロープは、e:HEVとガソリンで価格も中の広さも違います。数字で並べてみました。
| 項目 | e:HEV スロープ | ガソリン スロープ |
|---|---|---|
| 価格(非課税) | 3,445,000円 | 3,082,000円 |
| 室内長 | 1,935mm | 1,935mm |
| 室内幅 | 1,470mm | 1,470mm |
| 室内高 | 1,190mm | 1,275mm |
| 車両重量 | 1,530kg | 1,440kg |
| 燃費(WLTC) | 25.0km/L | 16.1km/L |
ホンダ公式の主要諸元より。価格差は363,000円で、燃費はe:HEVが1.5倍ほど良い計算です。
e:HEVのスロープは室内高1,190mm、ガソリンのスロープは1,275mmです。車いすに座った時の頭の高さに余裕がほしい場合は、ガソリンの方が有利になります。
ここが大事なところです。燃費だけならe:HEVですが、室内の高さはガソリンの方が上なんです。
車いすに座った状態での頭の位置は、人や車いすの形で変わります。購入前に、実際に使う車いすで乗り込んでみるのが一番確かです。
燃料代で363,000円を取り戻せる?
『燃費がいいe:HEVなら、差額は燃料代で戻るんじゃない?』と考える方もいますよね。仮の計算で見てみましょう。
年間1万km走り、ガソリン代を1Lあたり170円と仮定します。燃費はWLTCモードの値です。
| 仕様 | 年間の燃料代(仮定) |
|---|---|
| e:HEV スロープ(25.0km/L) | 約68,000円 |
| ガソリン スロープ(16.1km/L) | 約105,600円 |
| 年間の差 | 約37,600円 |
この条件だと、363,000円の差を燃料代で取り戻すには10年近くかかります。送り迎えで短い距離を走ることが多いなら、ガソリンを選ぶ方が合う場合もあります。
e:HEVとガソリンの損得の考え方は、フリードはe:HEVとガソリンどっちが得?でも詳しく出しています。
普通のCROSSTARとの価格差は?
福祉車両は消費税が非課税なので、普通のCROSSTARとの差が見た目ほど大きくありません。近い仕様で並べてみました。
| 福祉車両(非課税) | 近い普通のタイプ(消費税込) | 差 |
|---|---|---|
| e:HEV スロープ 3,445,000円 | e:HEV CROSSTAR 5人 FF 3,327,500円 | +117,500円 |
| ガソリン スロープ 3,082,000円 | ガソリン CROSSTAR 5人 FF 2,928,200円 | +153,800円 |
| リフトアップシート 3,100,000円 | ガソリン CROSSTAR 6人 FF 2,972,200円 | +127,800円 |
価格は2025年改良後のメーカー希望小売価格です。スロープやリフトの仕組みが付いて、差は10万円台に収まっています。
実は、消費税がかからない分が効いているんです。車両価格だけでなく、見積書でどこまでが非課税になるかも見ておきましょう。
有料色は、普通のタイプだと38,500円(プレミアムクリスタルガーネット・メタリックは60,500円)です。福祉車両では非課税で35,000円(同55,000円)になります。選べる色は、公式サイトや販売店で確かめてみてください。
CROSSTARそのものの特徴はフリードクロスターとAIRの違いにまとめています。
スロープとリフトアップシート、使い方はどう違う?
2つの仕組みは、乗り方がまるで違います。それぞれの流れを見てみましょう。
- テールゲート(後ろのドア)を開ける
- スロープを出して地面に下ろす
- 車いすのまま室内に入る
- 車いすを固定して、シートベルトを付ける
- 助手席のドアを開ける
- 操作して、助手席を回転させながら外へ出す
- 車いすなどから助手席に移る
- 座ったまま、助手席を車内に戻す
スロープは後ろから乗るので、車の後ろにスロープを出せる広さが要ります。リフトアップシートは横から乗るので、ドアを大きく開けられる横の広さが大事です。
- 車の後ろに、スロープを下ろして車いすで動ける広さがあるか
- 車の横に、助手席を外へ出せる幅があるか
- 屋根の高さや、ガレージのシャッターの高さに余裕があるか
- 地面が傾いていないか
「駐車場の奥行き、足りるかな?」
「スロープを出した長さも入れて測っておくと安心ですよ」
販売店で試す時は、自宅の駐車場の寸法を測って持っていくと、話がずっと具体的になります。

定員と座席はどうなっている?
スロープは5人乗りで、車いすに乗ったまま乗る時は6人まで乗れます。リフトアップシートは6人乗りです。
| 種類 | 定員 | 室内長×室内幅×室内高 |
|---|---|---|
| e:HEV スロープ | 5人(車いす乗車時6人) | 1,935×1,470×1,190mm |
| ガソリン スロープ | 5人(車いす乗車時6人) | 1,935×1,470×1,275mm |
| リフトアップシート | 6人 | 公式で確認 |
普通のフリードの定員の組み合わせ(5人・6人・7人)は、フリードは5人乗り・6人乗り・7人乗りどれを選ぶ?で比べています。
『スロープにすると、ふだんの荷物は載らないの?』と気になる方もいるはずです。車いすを乗せない日の使い方や座席の動かし方は、実車で見ておくのがいちばん分かりやすいです。
外の大きさは普通のCROSSTARと同じ
福祉車両は、外の寸法がCROSSTARと同じです。全長4,310mm、全幅1,720mm、全高はFFで1,755mmです。
全幅が1,700mmを超えるので、3ナンバーになります。最小回転半径は5.2mで、細い道の送り迎えでも取り回しやすい大きさです。
ふだん使いの車としてはどう?
福祉車両だからといって、特別な車に乗る感覚になるわけではありません。見た目はCROSSTARそのもので、運転のしかたも普通のフリードと同じです。
例えば、平日は送り迎えに使い、週末は家族で買い物に出かける。そんな使い分けがしやすいのも、コンパクトなフリードならではですよね。
ただ、車いすを乗せる日と乗せない日で、座席や荷室の使い方が変わります。どんな場面で何人乗るかを、1週間分くらい思い浮かべてから選ぶと失敗しにくいです。
税金・燃費・安全装備はどうなる?
福祉車両ならではの点と、普通のフリードと同じ点を分けてみました。
| 項目 | 福祉車両の場合 |
|---|---|
| 消費税 | 非課税 |
| 自動車税(種別割) | 年30,500円(1.0L超1.5L以下) |
| 重量税の区分 | e:HEVスロープ(1,530kg)は1.5t超、ガソリン車は1.5t以下 |
| 燃費(WLTC) | e:HEVスロープ25.0km/L、ガソリンスロープ16.1km/L |
| Honda SENSING | 標準 |
自動車税は、2019年10月以降に新規登録した自家用乗用車の金額です。自治体によっては、税金の減免や独自の支援制度があることもあります。条件は地域で違うので、住んでいる地域の窓口で確かめてみてください。
税金の区分の話はフリードの自動車税と重量税・エコカー減税で詳しく見ています。
2025年の改良で、アダプティブドライビングビーム、後退出庫サポート、マルチビューカメラシステムなどのメーカーオプションが、スロープにも設定されました。後ろに人がいる場面が多い車なので、周りを見やすくする装備は検討の価値があります。
電子制御パーキングブレーキとオートブレーキホールドも付いています。乗り降りの間に車が動かないようにする操作が、普通のフリードと同じようにできます。
選ぶ前にやっておきたいこと
福祉車両は、カタログの数字だけでは決めにくい車です。実際に乗ってみることが一番の近道なんです!
- 実際に使う車いすで、スロープを上り下りできるか
- 車いすに座った時の、頭の上の余裕
- 固定ベルトの付け方と、かかる時間
- リフトアップシートの操作のしやすさ
- 福祉車両の試乗車や展示車がある店舗か
福祉車両は、置いている店舗が限られることがあります。行く前に電話で、スロープやリフトアップシートの展示・試乗ができるかを聞いておくと安心です!
見積もりを取る時は、非課税になる範囲と、オプションの扱いも一緒に聞いておきましょう。値引きの進め方はフリードの値引き相場と交渉の順番にまとめています。ほかのタイプとの装備の違いはフリードのグレードの違いを一覧で比較で見られます。
スロープとリフトアップシート、e:HEVとガソリンで見積もりを並べてみると、総額の差がはっきりします。
フリード買いたいドットコム
フリードの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、フリードの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
- Honda フリード 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
よくある質問
フリードのスロープはいくらですか?
2025年改良後のメーカー希望小売価格で、e:HEV CROSSTAR スロープが3,445,000円、ガソリンのCROSSTAR スロープが3,082,000円です。どちらも消費税は非課税です。
フリードの福祉車両に4WDはありますか?
ありません。スロープもリフトアップシートもFFだけです。
スロープはe:HEVとガソリンで何が違いますか?
価格はe:HEVが363,000円高く、燃費はe:HEV25.0km/L、ガソリン16.1km/Lです。一方、室内高はガソリンが1,275mmで、e:HEVの1,190mmより85mm高くなっています。
リフトアップシートにe:HEVはありますか?
現行の価格表では、助手席リフトアップシートはガソリンのCROSSTARだけです。
福祉車両は消費税がかかりませんか?
スロープとリフトアップシートは消費税非課税の価格で販売されています。オプションなどどこまでが非課税かは、見積書で確かめてください。
まとめ
- 福祉車両はe:HEVスロープ・ガソリンスロープ・助手席リフトアップシートの3種類で、すべてFF
- 価格は3,082,000円から3,445,000円(消費税非課税)
- スロープの室内高はガソリン1,275mm、e:HEV1,190mmでガソリンが85mm高い
- 普通のCROSSTARとの差は10万円台に収まる
- 実際の車いすと自宅の駐車場の寸法で確かめてから選ぶ




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