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フリードを検討していて、いちばん気になる数字の1つが燃費ですよね。『カタログの数字はいいけど、実際はどうなの?』と思っている方も多いはずです。
結論から言うと、現行フリードのカタログ燃費はe:HEVのFFで25.3〜25.6km/L、ガソリンのFFで16.3〜16.5km/Lです。実燃費はその7〜8割くらいを目安に見ておくと、見込み違いが少なくなります。
この記事を読めば、タイプ別の燃費と、1年でガソリン代がいくらかかるかの目安が分かります。
フリードの燃費を一覧で見る(WLTCモード)
まずはホンダ公式のカタログ値です。現行の3代目(2024年6月発売)の、2025年改良後の値を並べました。
| タイプ | FF 5人 | FF 6人 | FF 7人 | 4WD 5人 | 4WD 6人 |
|---|---|---|---|---|---|
| e:HEV AIR | ー | 25.6 | ー | ー | 21.3 |
| e:HEV AIR EX | ー | 25.4 | 25.3 | ー | 21.2 |
| e:HEV CROSSTAR | 25.5 | 25.3 | ー | 21.3 | 21.1 |
| ガソリン AIR | ー | 16.5 | ー | ー | 14.5 |
| ガソリン AIR EX | ー | 16.4 | 16.3 | ー | 14.4 |
| ガソリン CROSSTAR | 16.4 | 16.4 | ー | 14.4 | 14.4 |
単位はkm/L、WLTCモード(国土交通省審査値)です。「ー」はその組み合わせが無いことを表しています。福祉車両のスロープは、e:HEVが25.0km/L、ガソリンが16.1km/Lです。
いちばん燃費がいいのは、e:HEV AIRのFFで25.6km/L。ガソリン車でもAIRのFFが16.5km/Lでいちばんです。
燃費を大きく分けるのは「e:HEVかガソリンか」と「FFか4WDか」の2つです。タイプや定員の違いは0.1〜0.3km/Lほどで、ほとんど差はありません。

市街地・郊外・高速でどう変わる?
WLTCモードは、市街地・郊外・高速道路の3つの走り方を合わせた値です。e:HEV AIR(FF)のモード別は次のとおりです。
| 走る場面 | e:HEV AIR(FF) |
|---|---|
| 市街地 | 25.9km/L |
| 郊外 | 27.8km/L |
| 高速道路 | 24.2km/L |
| WLTCモード(総合) | 25.6km/L |
実は、ハイブリッドは高速道路より街中や郊外のほうが燃費がいいんです。モーターで走れる場面が多いほど、数字が伸びやすくなります。
実燃費はどれくらい?カタログ値との差
『カタログ値どおりに走れるの?』というと、ほとんどの場合は下回ります。エアコンや渋滞、坂道、乗せる人数で燃費は下がるからです。
よく言われる目安は、カタログ値の7〜8割くらいです。その割合で計算した目安を並べてみました。
| タイプ | カタログ値 | 7割の場合 | 8割の場合 |
|---|---|---|---|
| e:HEV AIR(FF) | 25.6km/L | 17.9km/L | 20.5km/L |
| e:HEV AIR(4WD) | 21.3km/L | 14.9km/L | 17.0km/L |
| ガソリン AIR(FF) | 16.5km/L | 11.5km/L | 13.2km/L |
| ガソリン AIR(4WD) | 14.5km/L | 10.1km/L | 11.6km/L |
これは実測ではなく、カタログ値に割合をかけた試算です。乗り方と季節で上下するので、あくまで目安として見てください。
『平均燃費はどれくらいになる?』と気になる方は、納車後にメーターの平均燃費を見てみましょう。1回の給油ごとに満タン法で測ると、自分の乗り方での実燃費がつかめます。
- ガソリンを満タンにして、トリップメーターを0にする
- いつもどおりに走る
- 次にまた満タンにして、入った量(L)を見る
- 走った距離(km)を入った量(L)で割る
例えば、400km走って満タンにしたら20L入った。この場合、実燃費は20km/Lです。
e:HEVはなぜ燃費がいいの?ガソリン車との違い
現行のフリードは、3代目で初めてe:HEVを積みました。2代目のハイブリッドは1モーターのi-DCDだったので、仕組みそのものが変わっているんです。
e:HEVは2つのモーターを使うハイブリッドです。街中ではエンジンで発電して、モーターで走る場面が多くなります。
| e:HEV | ガソリン | |
|---|---|---|
| エンジン | 1.496L 直列4気筒 | 1.496L 直列4気筒 i-VTEC |
| エンジン最高出力 | 106PS | 118PS |
| モーター | 123PS/253N・m | なし |
| トランスミッション | 電気式無段変速機 | CVT |
| WLTC燃費(AIR FF) | 25.6km/L | 16.5km/L |
モーターは発進の時から力が出るので、エンジンを無理に回さずに済みます。これが、信号の多い街中で燃費がよくなる理由です。
『ガソリン車の16.5km/Lって悪いの?』と思う方もいるかもしれません。3列シートのミニバンとしては、決して悪い数字ではないんです。
- 街中の送り迎えや買い物が多い
- 1年に走る距離が長い
- 渋滞の多い道をよく走る
- 1年に走る距離が短い
- 高速道路を一定の速さで走ることが多い
- 車両価格を抑えたい
走りの違いや馬力の話はフリードのエンジンと走りで詳しく見ています。
実燃費が落ちやすい場面
同じフリードでも、使い方によって燃費はかなり変わります。『思ったより伸びない』という時は、次の場面が重なっていないか見てみてください。
- 1回の走行が短い(近所の買い物や送り迎えだけ)
- 冬の暖房をよく使う
- 夏のエアコンを強めに使う
- 3列目まで人を乗せる、荷物が多い
- 坂道の多い地域を走る
- 4WDで雪道を走る
特に冬は下がりやすいです。ハイブリッドでもエンジンが暖房のために回る時間が増えるので、夏や秋より数字が落ちることがあります。
「冬になったら急に燃費が悪くなった」
「暖房を使ってるからだと思うよ」
こうした会話は、ハイブリッド車ではよくあるんです。故障ではないので、季節で変わるものだと思っておきましょう。
4WDはFFより燃費が下がりますが、雪道や坂道の多い地域では安心感が違います。燃費の差と、住んでいる場所の道の状況を並べて決めてみてください。
燃料タンク容量と1回の給油で走れる距離
フリードの燃料タンク容量は、FFが42L、4WDが53Lです。e:HEVもガソリン車も同じで、ホンダ公式FAQに載っています。燃料は無鉛レギュラーです。
タンク容量とカタログ燃費をかけると、満タンで走れる距離の目安が出せます。
| タイプ | タンク容量 | カタログ値で計算 | 実燃費8割で計算 |
|---|---|---|---|
| e:HEV AIR(FF) | 42L | 約1,075km | 約860km |
| e:HEV AIR(4WD) | 53L | 約1,129km | 約903km |
| ガソリン AIR(FF) | 42L | 約693km | 約554km |
| ガソリン AIR(4WD) | 53L | 約768km | 約615km |
実際には、ガソリンが空になる前に給油します。警告灯が点いてから慌てないように、半分くらいで入れる習慣をつけておくと安心です。
e:HEVなら、満タンで東京から大阪を往復に近い距離を走れる計算です。遠出の多い家族には、給油の回数が減るのも助かるところですよね。

年間のガソリン代はいくら違う?
燃費の差がお金でいくらになるのか、計算してみましょう。条件は、1年に1万km走り、レギュラーガソリンが1Lあたり170円とします。
| タイプ | カタログ値で計算 | 実燃費8割で計算 |
|---|---|---|
| e:HEV AIR(FF) | 約66,400円 | 約83,000円 |
| e:HEV AIR(4WD) | 約79,800円 | 約99,800円 |
| ガソリン AIR(FF) | 約103,000円 | 約128,800円 |
| ガソリン AIR(4WD) | 約117,200円 | 約146,600円 |
ガソリン価格と走る距離は仮の数字です。お住まいの地域の価格と、自分が1年に走る距離に置き換えて計算してみてください。
FF同士で比べると、e:HEVとガソリンの差は1年で約3.7万〜4.6万円です。一方で、車両価格の差は同じタイプで399,300円あります。
『じゃあ何年乗れば元が取れるの?』というのは、ここが大事なところです。燃料代だけなら、1年1万kmで10年近くかかる計算になります。売る時の価格や税金も含めた比べ方はフリードはe:HEVとガソリンどっちが得?で詳しく見ています。
車両価格の差は、値引きしだいで少し縮まることもあります。交渉の順番はフリードの値引き相場と限界額を見てみてください。
自動車税(種別割)は排気量1.496Lなので、e:HEVもガソリンも年30,500円です。エコカー減税はe:HEVで対象になっていますが、具体的な額はタイプで変わるので見積もりで確かめてください。税の詳しいところはフリードの自動車税と重量税にまとめています。
燃費を落とさない乗り方のコツ
同じフリードでも、乗り方しだいで燃費は伸びます。特別な運転をする必要はなくて、ちょっとした心がけで変わるんです。
- 発進はふんわり、アクセルを急に踏み込まない
- 前の車との間をあけて、ブレーキを減らす
- タイヤの空気圧を月に1回見る
- 使わない荷物を積みっぱなしにしない
- エアコンは温度を控えめにする
- ECONモードを使ってみる
e:HEVは、ブレーキで減速する時に電気をためる仕組みです。早めにアクセルを離して、ゆっくり止まるほど電気がたまって、燃費が伸びやすくなります。
タイヤの空気圧も意外と大事です。フリードのタイヤは全タイプ185/65R15で、空気が減ると転がりにくくなって燃費が下がります。
ガソリン代は、フリードの維持費の中でも大きい項目です。保険や車検まで含めた年間の総額はフリードの維持費は年間いくら?で内訳を出しています。

- 国土交通省「自動車燃費一覧」:国が公表しているWLTCモード燃費
よくある質問
フリードのカタログ燃費はいくつですか?
WLTCモードで、e:HEVのFFが25.3〜25.6km/L、ガソリンのFFが16.3〜16.5km/Lです。4WDはe:HEVが21.1〜21.3km/L、ガソリンが14.4〜14.5km/Lです。
実燃費はどれくらいになりますか?
カタログ値の7〜8割くらいが目安と言われます。e:HEV AIRのFFなら、試算で18〜20km/L前後です。季節や乗り方で変わります。
燃料タンク容量は何リットルですか?
FFが42L、4WDが53Lです。e:HEVとガソリン車で違いはありません。燃料は無鉛レギュラーです。
6人乗りと7人乗りで燃費は違いますか?
e:HEV AIR EXのFFで、6人乗りが25.4km/L、7人乗りが25.3km/Lです。差は0.1km/Lで、ほとんど変わりません。
冬に燃費が下がるのは故障ですか?
暖房のためにエンジンが回る時間が増えるので、冬は下がりやすいです。多くの場合は故障ではありません。
まとめ
- カタログ燃費はe:HEVのFFで25.3〜25.6km/L、ガソリンのFFで16.3〜16.5km/L
- 燃費を大きく分けるのはパワートレインと駆動方式で、タイプや定員の差は小さい
- 実燃費はカタログ値の7〜8割くらいを目安に見る
- 燃料タンク容量はFF 42L、4WD 53Lで、e:HEVとガソリン共通
- 1年1万kmなら、FF同士のガソリン代の差は約3.7万〜4.6万円(ガソリン170円/Lの試算)
- 早めのアクセルオフと空気圧の管理で燃費は伸びやすい




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