当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
フリードが気になっているけど、買ったあと毎年いくらかかるのか見えないと不安ですよね。車両価格より、実はこちらのほうが家計に長く効いてきます。
結論から言うと、フリードの維持費は駐車場代を除いて年22万〜37万円ほどが目安です。月にすると2万〜3万円前後で、幅の大部分は任意保険と燃料代で決まります。
この記事を読めば、税金から燃料代、車検まで内訳ごとの金額が分かり、自分の場合の年額をざっくり出せるようになります。
フリードの維持費は年間いくら?
先に、全体の目安を表にしておきます。ホンダ フリードの現行型(3代目・2024年6月発売)のAIR(FF)で、年に1万km走る場合です。
| 項目 | e:HEV | ガソリン | 性質 |
|---|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | 30,500円 | 30,500円 | 確定 |
| 燃料代(年1万km) | 約66,400円 | 約103,000円 | 計算値 |
| 任意保険 | 5万〜12万円程度 | 5万〜12万円程度 | 条件で大きく変わる |
| 車検(年あたり) | 5万〜7.5万円程度 | 5万〜7.5万円程度 | 整備内容で変わる |
| オイルなどの点検・消耗品 | 1万〜3万円程度 | 1万〜3万円程度 | 使い方で変わる |
| タイヤ(年あたり) | 1万円前後 | 1万円前後 | 交換時期で変わる |
| 合計(駐車場代を除く) | 約22万〜33万円 | 約25万〜37万円 | 目安 |
燃料代はWLTCモード(e:HEV 25.6km/L、ガソリン 16.5km/L)とレギュラー1Lあたり170円の仮定で計算しています。保険・車検・消耗品は幅のある目安です。
確定しているのは自動車税の年30,500円だけです。残りは走る距離と保険の条件で変わるので、自分の数字を入れて計算してみてください。
『思ったより幅があるな』と感じた方も多いはずです。
実は、維持費で一番人によって差が出るのが任意保険なんです。年齢や等級によって、同じフリードでも年に数万円変わることがあります。

5年乗ると合計いくら?
『年額だとピンとこない』という方のために、5年乗った場合も出しておきます。上の年額を5倍しただけの、ざっくりした目安です。
| 期間 | e:HEV AIR FF | ガソリン AIR FF |
|---|---|---|
| 1年 | 約22万〜33万円 | 約25万〜37万円 |
| 3年 | 約65万〜100万円 | 約76万〜111万円 |
| 5年 | 約108万〜166万円 | 約127万〜184万円 |
5年で見ると、燃料代の差だけで18万円ほどになります。車両価格の差39万9,300円の半分弱です。
実際は、新車から3年目に最初の車検が来るので、出ていくお金は年ごとに波があります。車検の年に向けて、毎月少しずつ積み立てておくと慌てずに済みますよ。
ここからは、項目ごとに中身を見ていきます。
税金はいくらかかる?
税金は大きく3つあります。毎年払う自動車税と、車検のたびに払う重量税、そして自賠責保険です。
| 税金・保険 | 払うタイミング | フリードの場合 |
|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | 毎年5月ごろ | 年30,500円(1.0L超1.5L以下) |
| 自動車重量税 | 新車登録時と車検時 | 1.5t以下か1.5t超かで区分が変わる |
| 自賠責保険 | 新車登録時と車検時 | 車検の費用にまとめて含まれる |
フリードのエンジンは1.496Lなので、自動車税は1.0L超1.5L以下の区分です。e:HEVでもガソリンでも、どのタイプでも同じ30,500円です。
重量税はタイプで区分が変わる
重量税は車の重さで決まります。フリードは大半のタイプが1.5t以下ですが、e:HEVの4WDは1,550〜1,580kgで1.5t超の区分になります。
| タイプ | 車両重量 | 重量税の区分 |
|---|---|---|
| ガソリン 全タイプ | 1,370〜1,470kg | 1.5t以下 |
| e:HEV FF | 1,460〜1,490kg | 1.5t以下 |
| e:HEV 4WD | 1,550〜1,580kg | 1.5t超2.0t以下 |
| e:HEV CROSSTAR スロープ | 1,530kg | 1.5t超2.0t以下 |

ホンダ公式の主要諸元より。e:HEVはエコカー減税の対象で、FFは減税対象、4WDは25%減税の表示があります。具体的な額は登録時期で変わるので、見積書で確かめてみてください。
エコカー減税や重量税の考え方は フリードの自動車税と重量税・エコカー減税 で詳しく見ています。
燃料代はe:HEVとガソリンでいくら違う?
維持費の中で、パワートレインの差が一番はっきり出るのが燃料代です。年1万km走る場合で計算してみます。
| タイプ | WLTC燃費 | 年1万kmの燃料代 | ガソリン車との差 |
|---|---|---|---|
| e:HEV AIR FF | 25.6km/L | 約66,400円 | 約36,600円安い |
| ガソリン AIR FF | 16.5km/L | 約103,000円 | ー |
| e:HEV AIR 4WD | 21.3km/L | 約79,800円 | 約37,400円安い |
| ガソリン AIR 4WD | 14.5km/L | 約117,200円 | ー |
レギュラー1Lあたり170円と仮定。燃費はホンダ公式のWLTCモード(国土交通省審査値)です。
年に1万kmなら、e:HEVのほうが燃料代は年3万6,000円ほど安くなります。月にすると3,000円くらいの差です。
ただ、実際に走った時の燃費は、カタログ値より下がることが多いです。冬の暖房や短い距離のくり返しでは、差が大きく出ることもあります。
実燃費の話は フリードの実燃費はどれくらい? で見ています。
e:HEVとガソリンの車両価格の差は39万9,300円あります。年1万kmの燃料代の差だけで取り戻すには、10年以上かかる計算です。どちらが得かは e:HEVとガソリンどっちが得か で走る距離ごとに計算しています。
燃料タンクはFFが42L、4WDが53Lです。満タンにする時の金額の目安にもなりますね。
任意保険はどれくらい?
任意保険は、維持費の中で一番幅が大きい項目です。
『車の値段が上がったら、保険も高くなるの?』と気になる方もいますよね。車両保険を付けるなら、車の価格が高いほど保険金額も上がるので、保険料は上がりやすくなります。
同じフリードでも、年齢、等級、運転する人の範囲、車両保険を付けるかどうかで、保険料は大きく変わります。
たとえば、こんな二人を比べてみます。
「20年以上無事故で、夫婦だけが運転します」
「免許を取って数年で、家族みんなが運転します」
この二人では、年間の保険料が何倍も違うことがあります。維持費を見積もる時は、自分の条件で保険会社の見積もりを取るのが一番確実です。
- 記名被保険者の年齢と、運転する人の年齢の範囲
- ノンフリート等級と事故の有無
- 車両保険を付けるか、自己負担額をいくらにするか
- 年間の走行距離と使い方(通勤か日常レジャーか)
- 新車かどうか、予防安全装置の有無
保険料を下げるコツは フリードの任意保険料の目安と下げ方 で詳しく見ています。
車検・消耗品・駐車場はいくら見ておく?
新車のフリードは、最初の車検が3年後、その後は2年ごとです。
車検の費用は、重量税と自賠責保険、印紙代などの法定費用に、点検・整備の費用が加わった合計になります。依頼先や交換する部品で大きく変わるので、総額で10万〜15万円程度を目安に見ておくと安心です。
| 費用 | 目安の頻度 | 年あたりの目安 |
|---|---|---|
| 車検 | 初回3年、以降2年ごと | 5万〜7.5万円程度 |
| エンジンオイル交換 | 走行距離か期間で定期的に | 数千円から |
| タイヤ交換(185/65R15) | 数年に1回 | 1万円前後 |
| ワイパー・エアコンフィルター | 1年前後 | 数千円 |
| 12Vバッテリー | 数年に1回 | 数千円から |

フリードのタイヤは、全タイプ共通で185/65R15です。ミニバンの中では小さめのサイズなので、タイヤ代は抑えやすいほうです。
雪の多い地域では、スタッドレスタイヤの費用も足しておきましょう。
車検費用を抑える方法は フリードの車検費用の目安と安く抑えるコツ に、タイヤは フリードのタイヤサイズと交換費用 に、オイルは フリードのオイル交換の時期・量 にまとめています。
- 自動車税30,500円を書く
- 去年の走行距離から燃料代を計算する
- 保険会社で自分の条件の見積もりを取る
- 車検を年あたりに直して足す
- 消耗品と駐車場代を足す
表に入れていない駐車場代とローン
表の合計には入れていませんが、住んでいる地域によっては駐車場代が一番大きな出費になります。
月極駐車場は、地方なら月数千円、都市部だと月数万円になることもあります。年にすると、それだけで維持費が倍近くになる場合もあるんです。
もう一つ気をつけたいのが、フリードの全幅です。AIRとAIR EXは1,695mmの5ナンバーですが、CROSSTARは1,720mmで3ナンバーになります。
全幅の制限がある駐車場を借りる時は、契約前に確かめておきましょう。
維持費とは別に、ローンや残価設定クレジットの支払いが毎月かかります。月々の支払いと維持費を足した額で、無理がないかを見ておくと安心です。
維持費を抑えるにはどうする?
最後に、維持費を少しでも抑えるコツをまとめます。
『毎年かかるなら、少しでも減らしたい』と思いますよね。効きやすいのは、保険と燃料代です。
- 運転する人の範囲と年齢条件を見直す
- 車両保険の自己負担額を上げる
- 走る距離が長いならe:HEVを選ぶ
- 急発進を控えてアクセルをゆっくり踏む
- タイプ(AIRかAIR EXか)で燃費を比べる
- 消耗品を無理に長く使う
- 点検を先延ばしにする
- 安さだけで整備工場を選ぶ
AIRとAIR EXの燃費の差は0.1〜0.3km/Lほどで、維持費にはほとんど影響しません。タイプは維持費より、装備と使い方で選んで大丈夫です。
今の車を売ったお金も計算に入れる
フリードに乗り換える方は、今の車をいくらで手放せるかも大事です。
下取りと買取では、金額が変わることがあります。今の車にいくら付くのかを先に調べておくと、購入の総額と維持費の計画が立てやすくなります。
フリード買いたいドットコム
フリードの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、フリードの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
下取りと買取の違いは フリードを高く売るには? で見ています。購入価格を抑えたい方は、フリードの値引き相場と限界額 もあわせて見てみてください。
- 総務省「自動車税・軽自動車税」:税額の区分と仕組み
- 国土交通省「自賠責保険(共済)」:自賠責の補償内容と保険料
よくある質問
フリードの維持費は月いくらくらいですか?
駐車場代を除いて、年22万〜37万円ほど、月にすると2万〜3万円前後が目安です。任意保険の条件と走る距離で大きく変わります。
フリードの自動車税はいくらですか?
排気量が1.496Lなので、1.0L超1.5L以下の区分で年30,500円です。e:HEVとガソリン、どのタイプでも同じです。
e:HEVとガソリンで維持費はどれくらい違いますか?
一番違うのは燃料代です。年1万km、レギュラー170円の仮定で、AIR FFならe:HEVのほうが年3万6,600円ほど安くなります。
4WDにすると維持費は上がりますか?
燃費がFFより下がるので燃料代が上がります。e:HEVの4WDは車両重量が1.5tを超えるので、重量税の区分も一つ上になります。
CROSSTARは3ナンバーですが維持費は上がりますか?
自動車税は排気量で決まるので、3ナンバーでも30,500円のままです。駐車場の全幅制限だけ気をつけてください。
まとめ
- 維持費は駐車場代を除いて年22万〜37万円ほどが目安
- 自動車税はどのタイプでも年30,500円
- 燃料代は年1万kmでe:HEV約6.6万円、ガソリン約10.3万円
- e:HEVの4WDとスロープは重量税が1.5t超の区分
- 一番差が出るのは任意保険、次が燃料代
- 駐車場代とローンの支払いは別に見ておく




コメント