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ミニバンに家族を乗せて、高速の合流や坂道を走る。フリードの1.5Lで足りるのか、気になりますよね。
結論から言うと、街乗りから高速まで普通に走るぶんには、パワー不足を感じる場面は多くありません。特にe:HEVはモーターの力が強く、出だしが軽いのが持ち味です。
この記事では、馬力とトルクの数字を並べて、どんな場面で差が出るかを見ていきます。
フリードの馬力と排気量はいくつ?
まずは数字から見ていきましょう。ホンダ フリードの現行型(3代目・2024年6月発売)には、e:HEVとガソリンの2種類のパワートレインがあります。
| 項目 | e:HEV | ガソリン |
|---|---|---|
| エンジン型式 | LEB型 | L15D型(i-VTEC) |
| 排気量 | 1.496L(1,496cc) | 1.496L(1,496cc) |
| エンジン最高出力 | 106PS(78kW) | 118PS(87kW) |
| エンジン最大トルク | 127N・m | 142N・m |
| モーター最高出力 | 123PS(90kW) | なし |
| モーター最大トルク | 253N・m | なし |
| 変速機 | 電気式無段変速機 | CVT |
ホンダ公式の主要諸元より。排気量はどちらも1,496ccで、自動車税の区分は1.0L超1.5L以下です。
フリードの排気量は1.5L(1,496cc)。ガソリンは118馬力、e:HEVはモーターが123馬力です。ターボ車の設定はありません。
『e:HEVのエンジンは106馬力で、ガソリンより低いの?』と思った方もいるかもしれません。
実は、e:HEVは走る時の主役がモーターなんです。エンジンは主に発電を受け持ち、タイヤを回すのはモーターの123馬力と253N・mです。
ホンダのe:HEVは、高速で一定の速度で走る時などに、エンジンの力で直接タイヤを回す場面もあります。街中はモーター、巡航はエンジンと、場面で使い分けているんです。

ターボやVTECは付いている?
「フリード ターボ」で探している方もいますよね。
結論から言うと、現行フリードにターボ車はありません。初代から今まで、フリードはずっと自然吸気の1.5Lが中心です。
VTECについては、ガソリン車のL15D型エンジンが「i-VTEC」です。エンジンの回転に合わせてバルブの動きを変え、燃費と力を両立させる仕組みです。
現行フリードは、e:HEVもガソリンも1,496cc。車検証の総排気量の欄でも確かめられます。
先代(2代目)のハイブリッドはi-DCDという1モーター式でした。現行のe:HEVは2モーター式なので、走りの感触はかなり違います。中古で先代を見ている方は、ここを混同しないようにしましょう。
パドルシフトはある?
ハンドルの裏に付くパドルシフト(e:HEVでは減速セレクターと呼ばれることが多い装備)は、現行フリードの公式の装備表では確認できませんでした。
気になる方は、購入前に販売店で実車を見て確かめてください。
e:HEVとガソリン、走りはどう違う?
数字の中で一番差があるのはトルクです。
e:HEVのモーターは253N・m、ガソリンのエンジンは142N・mです。トルクは「押し出す力」なので、この差は出だしと追い越しで効いてきます。
- 信号からの出だしが軽く、静か
- 低い速度からぐっと押し出す力がある
- アクセルに対する反応がなめらか
- 出だしはe:HEVより穏やか
- 回転を上げると力が出るタイプ
- そのぶん車両価格は約40万円安い
例えばこんな場面です。家族4人を乗せて、交差点から坂道を上がる。e:HEVはアクセルを少し踏むだけで、すっと前に出てくれます。
ガソリンでも上れないわけではありません。ただ、エンジンの回転が上がって音が大きくなりやすいです。
「ガソリン車だと、高速の合流が怖くないですか?」
「しっかり踏めば合流はできます。ただ、踏んだ時のエンジン音はe:HEVより目立ちますね」
FFと4WDで走りは変わる?
同じパワートレインでも、4WDは車体が重くなります。e:HEV AIRの6人乗りで、FFが1,460kg、4WDが1,550kgです。
| 項目 | e:HEV AIR FF | e:HEV AIR 4WD |
|---|---|---|
| 車両重量 | 1,460kg | 1,550kg |
| WLTCモード燃費 | 25.6km/L | 21.3km/L |
| 最低地上高 | 135mm | 150mm |
| 燃料タンク | 42L | 53L |
90kg重いぶん、加速の軽さは少しだけFFに分があります。一方で、雪道や滑りやすい坂では4WDの方が発進で安心できます。
『山道が多いから4WDにした方がいい?』と迷う方も多いですよね。走る道の雪や凍結の有無で決めるのが分かりやすいです。
どちらを選ぶかは、走りだけでなく価格差の回収も関わってきます。e:HEVとガソリンの差額は同じタイプで399,300円です(2025年改良後のメーカー希望小売価格)。
重さで見るとパワー不足はある?
馬力だけを見ても、車の重さが分からないと走りは想像しにくいですよね。
そこで、1馬力あたり何kgを受け持つか(パワーウエイトレシオ)で比べてみました。数字が小さいほど、軽快に走れる目安になります。
| タイプ | 車両重量 | 使う馬力 | 1馬力あたり |
|---|---|---|---|
| e:HEV AIR FF 6人 | 1,460kg | 123PS(モーター) | 約11.9kg |
| e:HEV AIR 4WD 6人 | 1,550kg | 123PS(モーター) | 約12.6kg |
| ガソリン AIR FF 6人 | 1,370kg | 118PS | 約11.6kg |
| ガソリン AIR 4WD 6人 | 1,460kg | 118PS | 約12.4kg |
車両重量はホンダ公式の主要諸元。1馬力あたりの重さは、公表値から計算した目安です。
1馬力あたりの重さは、e:HEVもガソリンもほぼ同じです。それでもe:HEVの方が力強く感じやすいのは、トルクが大きく、低い速度から力が出るからです。
ここに家族や荷物が加わります。大人4人と荷物で200kg以上増えることも珍しくありません。
そういう時に「ちょっと重いな」と感じやすいのは、ガソリン車で坂道を上る場面です。e:HEVは重さが増えても、出だしの軽さが比較的残ります。

パワー不足を感じやすいのはどんな場面?
『結局、どんな時に物足りなくなるの?』という方のために、場面ごとにまとめました。
- 定員いっぱいに乗せて、長い上り坂を走る時
- 高速道路で追い越しをかける時
- 山道でカーブを抜けてから加速する時
- 屋根にルーフボックスを載せて高速を走る時
どれも「重い」「速い」「上り」が重なる場面です。普段の買い物や送り迎えでは、ほとんど気にならないはずです。
逆に言えば、この4つの場面が年に数回しかないなら、ガソリン車でも困ることは少ないということ。自分の走り方を思い浮かべてみると、答えが見えてきますよ!
山道が多い地域なら、試乗の時にあえて坂道を走らせてもらうのがおすすめです。ディーラーの試乗コースは平らな道が多いので、ひと声かけておくといいですよ!
「試乗で家族を乗せてもいいですか?」
「大丈夫なお店が多いです。普段の人数で乗ってみると、実際の重さに近い走りが分かります」
屋根に荷物を載せる場合は、風の抵抗も増えます。ルーフボックスの選び方と注意点はフリードのルーフキャリア・ルーフボックスで見ています。
重い荷物や上り坂が多いと、燃費も落ちやすくなります。e:HEV AIR(FF)のWLTCモード燃費は、市街地25.9km/L・郊外27.8km/L・高速道路24.2km/Lです。高速の方が数字は低めです。
走りを良くするパーツはある?
『もう少しシャキッと走らせたい』という方向けのパーツもあります。
ホンダ系ブランドの無限(MUGEN)は、現行フリード用のパフォーマンスダンパーを出しています。車体の細かい振動を抑えて、ハンドルを切った時の落ち着きや乗り心地を良くする狙いのパーツです。
販売店の商品案内では、無限のパフォーマンスダンパーはGT1〜GT8の6人乗り・7人乗り用とされています。CROSSTARの5人乗りに付けたい場合は、適合を販売店で確かめてください。
お金をかけずにできることもある
実は、走りの感触はタイヤの空気圧でも変わります。空気が減ると、出だしが重くなったり、燃費が落ちたりしやすいんです。
- 月に1回は空気圧を見る(指定値は運転席ドアまわりのラベルで確認)
- 使わない荷物を積みっぱなしにしない
- 冬用と夏用のタイヤを季節で履き替える
ホンダのe:HEV(2025年版)の取扱説明書では、指定空気圧は前250kPa・後240kPaとされています。ガソリンスタンドで無料で見てもらえることも多いので、給油のついでに頼んでみてください。
エンジンの力そのものを上げるチューニングは、保証やリセールへの影響が大きいです。家族で乗るミニバンなら、足まわりを整える方向の方が満足しやすいはずです。
走りだけでなく、スライドドアの開け閉めの軽さも毎日の使い勝手に効いてきます。気になる方はフリードのスライドドアの使い勝手と不具合も見てみてください。
e:HEVとガソリン、どっちを選ぶ?
最後に、走りの面からどちらが向いているかをまとめます。
- 坂道や高速をよく走るか、家族を乗せることが多いかを考える
- 当てはまるならe:HEVを候補にする
- 街乗り中心で走行距離が短いならガソリンも十分候補
- 試乗で坂道と合流を確かめる
- 差額399,300円と燃費の差を見積もりで比べる
差額を燃費で取り戻せるかは、年間の走行距離でかなり変わります。詳しい計算はフリードはe:HEVとガソリンどっちが得かで見ています。
車体のサイズや他の車との比較はフリードのサイズ一覧にまとめています。
見積もりを取る時は、値引きの相場も頭に入れておくと話が早いです。フリードの値引き相場と交渉の順番で進め方を見ておきましょう。
よくある質問
フリードの馬力はいくつですか?
ガソリン車は118PS、e:HEVはエンジン106PS・モーター123PSです。e:HEVは主にモーターで走ります(ホンダ公式の主要諸元)。
フリードは何ccですか?
e:HEVもガソリンも1,496cc(1.5L)です。自動車税は1.0L超1.5L以下の区分で年30,500円です。
フリードにターボ車はありますか?
ありません。現行型はe:HEVと1.5Lガソリンの2種類です。
6人乗って高速を走るとパワー不足ですか?
合流や巡航はできますが、追い越しや長い上り坂では物足りなさを感じることがあります。e:HEVの方が出だしに余裕があります。
ガソリン車にVTECは付いていますか?
ガソリン車のL15D型エンジンはi-VTECです。
まとめ
- 排気量はe:HEV・ガソリンとも1,496cc。ターボは無し
- ガソリンは118PS・142N・m、e:HEVはモーター123PS・253N・m
- 1馬力あたりの重さはほぼ同じ。力強さの差はトルクから来る
- 定員いっぱい+上り坂+高速が重なる場面で差が出やすい
- 差額399,300円と走りの好みを試乗で比べて決める




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