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朝、フリードのスタートボタンを押しても反応がない。出かける直前だと、本当に困りますよね。
結論から言うと、フリードのバッテリーのトラブルは、多くが12Vの補機バッテリーの上がりか寿命です。e:HEVの走行用の大きな電池とは別物なので、まずはそこを分けて考えましょう。
この記事では、上がった時の対処と、交換の時期と費用の目安が分かります。
フリードには2種類のバッテリーがあります
『ハイブリッドのバッテリーって、何十万円もするんでしょ?』と心配になる方も多いはずです。実は、上がって困るのはほとんどが別の小さなバッテリーなんです。
現行フリード(3代目)のe:HEVには、走るための駆動用電池と、ライトやナビ、システムの起動に使う12Vの補機バッテリーの2つが載っています。ガソリン車は12Vのバッテリーだけです。
| 種類 | 載っている車 | 役割 | 上がりやすさ |
|---|---|---|---|
| 12V補機バッテリー | e:HEV・ガソリンとも | システム起動、ライト、ナビ、電装品 | 上がりやすい |
| 駆動用電池(リチウムイオン) | e:HEVのみ | モーターで走るための電気をためる | 走行中に充電されるため上がりにくい |
駆動用電池がリチウムイオンであることは、ホンダ公式の主要諸元に載っています。
スタートボタンを押しても何も起きない、メーターが暗い。そんな時は12Vの補機バッテリーが原因のことが多いです。
e:HEVでも、12Vが上がるとシステムを起動できません。駆動用電池に電気が残っていても動かせないので、ここは覚えておきたいところです。

バッテリーが上がる原因は、ほとんどが日常の使い方です
バッテリー上がりの原因は、特別な故障より日常のちょっとしたことが多いです。
- 室内灯やルームランプの消し忘れ
- ドアや荷室のドアが半開きのまま
- 何週間も乗らずに置いていた
- 近所の短い距離の運転ばかりで充電が足りない
- ドライブレコーダーの駐車監視で電気を使い続けている
- バッテリー自体が古くなっている
例えばこんな場面です。
「昨日の夜、子どもが3列目で室内灯をつけてたかも」
「スライドドアがちゃんと閉まってなかったみたい」
ミニバンは室内灯やドアの数が多いぶん、消し忘れも起きやすいですよね。
ライト類の消し忘れを防ぐ設定はフリードのライト・ランプ類の交換と設定で紹介しています。
週に1回も乗らない生活だと、12Vのバッテリーは少しずつ減っていきます。月に数回、30分ほど走るだけでも違いが出ますよ。
上がりにくくするために普段からできること
『また上がったらどうしよう』と不安な方は、日頃の習慣を少し変えるだけでも違います。
- 降りる前に室内灯のスイッチ位置を見る
- スライドドアと荷室のドアが閉まりきったかを確かめる
- 長く乗らない時はドライブレコーダーの駐車監視を切る
- 近所の買い物だけでなく、たまに長めに走る
- 12か月点検でバッテリーの状態を測ってもらう
点検でバッテリーの状態を数字で見てもらうと、交換の時期を前もって決められます。急に上がって慌てるより、ずっと気が楽ですよ。
バッテリーが上がった時にその場でできること
上がってしまったら、慌てずに順番に進めましょう。自分でできることと、頼るべきところを分けておきます。
- 室内灯や電装品がつけっぱなしになっていないかを確かめる
- スマートキーの電池切れでないかを確かめる
- ブースターケーブルかジャンプスターターで救援する
- 自信がなければJAFや任意保険のロードサービスを呼ぶ
- 復帰したら30分ほど走って充電する
2番目は見落としがちです。スマートキーの電池が切れていても、システムが起動しないことがあります。電池の型番と交換の手順はフリードのスマートキー電池交換の手順で確かめられます。
救援のつなぎ方は、フリードの取扱説明書に手順が載っています。e:HEVの場合は、救援する側・される側の可否や端子の位置に決まりがあります。いざという時に慌てないよう、一度は目を通しておきましょう。
e:HEVのフリードで他の車を助けようとして、取扱説明書で禁止されている使い方をしてしまう。救援の可否は車によって違うので、手順どおりに進めるのが安心です。
任意保険のロードサービスは、バッテリー上がりの出張対応が付いていることが多いです。保険証券やアプリで、一度確かめておくと慌てずに済みます。
電子制御パーキングブレーキの車は伝え方に注意
現行フリードは、電子制御パーキングブレーキとオートブレーキホールドを採用しています。これはホンダ公式FAQと取扱説明書に載っている装備です。
ここで気をつけたいのが、パーキングブレーキも電気で動くことなんです。12Vのバッテリーが上がると、パーキングブレーキを解除できない場合があります。
『レッカーで運ぼうとしたら、ブレーキが外れない』ということも起こり得ます。ロードサービスを呼ぶ時は、電子制御パーキングブレーキの車だと伝えておくと話が早いです。
車名と年式、e:HEVかガソリンか、電子制御パーキングブレーキ付きであることを伝えましょう。
パーキングブレーキとブレーキホールドの使い方はフリードのパーキングブレーキ・ブレーキホールドの使い方にまとめています。
バッテリー交換の時期と費用の目安
12Vのバッテリーには寿命があります。よく言われる交換の目安は2年から5年ほどで、乗り方や気温で大きく変わります。
こんなサインが出てきたら、交換を考えてみてください。
- スタートボタンを押した時の反応が鈍い
- ヘッドライトやメーターが以前より暗く感じる
- 前回の交換から3年以上たっている
- 点検で「弱っている」と言われた
- バッテリーまわりに白い粉や液漏れがある
費用は、どこで替えるかで変わります。金額は部品の種類や地域で差があるので、幅で見てください。
| 依頼先 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ディーラー | 数万円程度 | 純正品で安心、点検も一緒に頼める |
| カー用品店 | 1万円台から数万円程度 | 在庫があればその場で交換できる |
| 自分で交換(ネット購入) | 部品代のみ | 安いが、メモリーの消去や廃棄の手間がある |
バッテリーの型番やサイズは、年式やパワートレインで違います。今付いているバッテリーのラベルと車検証の型式で確かめるのが確実です。

自分で交換すると、ナビの設定や時計、パワーウインドウの設定が戻ることがあります。電子制御が多い車なので、自信がなければお店に任せたほうが気楽ですよ。
古いバッテリーの処分も、お店で交換すればその場で引き取ってもらえることが多いです。自分で替える場合は、購入したお店の回収サービスを確かめておきましょう。
アイドリングストップとバッテリーの付き合い方
「アイドリングストップが動かなくなった」という声もよく聞きます。これ、実はバッテリーが弱ってきたサインのことがあるんです。
アイドリングストップ付きの車は、バッテリーの状態が悪いと、再始動に備えてエンジンを止めなくなります。故障ではなく、車が自分を守っている動きです。
一方で、e:HEVはハイブリッドなので、止まっている時や低速ではエンジンが止まるのが普段の動きです。ガソリン車のアイドリングストップとは仕組みが違います。
| 項目 | e:HEV | ガソリン(アイドリングストップ付きの年式) |
|---|---|---|
| 停車中にエンジンが止まる理由 | ハイブリッドの通常の制御 | アイドリングストップ機能 |
| エンジンが止まらない時の主な理由 | 駆動用電池の充電中、暖房の使用など | バッテリーの弱り、エアコンの使用、気温など |
| バッテリー選びの注意 | 12Vも取扱説明書の指定規格を確かめる | アイドリングストップ対応品を選ぶ |
アイドリングストップの有無と細かな条件は、年式とタイプで違います。お乗りのフリードの取扱説明書で確かめてみてください。
バッテリーや充電系の警告灯が点いたら、無理に走り続けず販売店に相談しましょう。表示の意味はフリードの警告灯・警告音の意味と対処で確かめられます。
駆動用電池の寿命と、売却を考えるタイミング
e:HEVの駆動用電池は、12Vのバッテリーのように数年で替える部品ではありません。『いつか高額な交換が来るのでは』と不安になりますよね。
交換費用は高くなりやすいので、気になる場合はメーカーの保証内容を確かめておきましょう。駆動用電池には、一般の部品より長い保証が付いていることが多いです。
中古で買った場合も、保証を引き継げることがあります。購入した販売店で、保証の残りと引き継ぎの手続きを確かめておきましょう。
例えば、こんな会話をよく耳にします。
「ハイブリッドの電池、そろそろダメになる?」
「メーターの表示も普通だし、点検でも問題ないって言われたよ」
気になる時は、点検の時に駆動用電池の状態も聞いてみると安心です。
年式が古くなり、ほかの部品の修理も重なってきたら、乗り換えと比べてみるのも一つの手です。故障しやすい箇所と修理費の全体像はフリードの故障しやすい箇所と修理費の目安で並べています。
- 12Vバッテリーの交換だけで済む
- 車の状態が良く保証も残っている
- あと数年は乗る予定がある
- 保証が切れ、高額な修理の見積もりが出た
- ほかの部位にも不調が出てきた
- 家族構成が変わり車の大きさが合わなくなった
新車に替える場合の値引きの相場はフリードの値引き相場と限界額で紹介しています。

- JAF(日本自動車連盟):バッテリー上がりなどのロードサービス
- 国土交通省「自動車総合安全情報」:安全装備・点検整備の公的な案内
よくある質問
フリードのe:HEVでもバッテリー上がりは起きますか?
起きます。上がるのは主に12Vの補機バッテリーで、これが上がるとシステムを起動できません。駆動用電池に電気が残っていても動かせないので、救援かロードサービスが必要です。
フリードのバッテリー交換の費用はどれくらいですか?
依頼先や部品の種類で変わりますが、カー用品店なら1万円台から、ディーラーなら数万円程度が目安です。年式とパワートレインで型番が違うので、見積もりの時に車検証を見せると話が早いです。
アイドリングストップが急に動かなくなりました。故障ですか?
バッテリーの弱りやエアコンの使用、気温によって止まらないことがあります。故障とは限らないので、まずはバッテリーの点検を受けてみてください。
バッテリーが上がったらパーキングブレーキはどうなりますか?
現行フリードは電子制御パーキングブレーキなので、バッテリーが上がると解除できない場合があります。ロードサービスを呼ぶ時にその旨を伝えておくと安心です。
自分でバッテリーを交換しても大丈夫ですか?
作業自体はできますが、ナビや時計などの設定が戻ることがあります。e:HEVは12Vでも指定の規格があるので、自信がなければ販売店やカー用品店に任せましょう。
まとめ
- フリードのバッテリー上がりは、ほとんどが12Vの補機バッテリーが原因
- e:HEVは駆動用電池に電気が残っていても、12Vが上がると起動できない
- 上がったらスマートキーの電池も確かめ、救援かロードサービスを使う
- 現行型は電子制御パーキングブレーキなので、上がると解除できない場合がある
- 12Vの交換は2年から5年ほどが目安で、費用は依頼先で変わる





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